去る令和元年１０月２３日夜、中央区内の宿泊施設において放火による火災が発生しました。
この火災は、宿泊施設の敷地内に置かれた物品に火を放たれたもので、火災に気づいた付近住民の迅速な初期消火により、死傷者を発生させることなく、火災の拡大を防いだものです。
避難経路となる階段等の物品存置は、逃げ遅れに直結し、宿泊施設のみならず、多くのお客様が利用するビルの場合は、甚大な被害をもたらす可能性があります。
つきましては「注意喚起ちらし」及び「チェックシート」を作成しましたので、宿泊施設関係者の皆様に活用していただきますよう、お願い申し上げます。

10月15日（火曜日）～31日（木曜日）の17日間、札幌市では「秋の火災予防運動」を実施します。

秋から冬にかけて、暖房器具により火災が多く発生しやすい季節となります。火災を防ぐため、次のことに注意しましょう。

暖房器具の取り扱い
・使用前には点検し、ほこりやごみを取り除きましょう。
・周りに燃えやすいものを置かないようにしましょう。特に、洗濯物を暖房器具の上で干すのはやめましょう。
・暖房器具に燃料を入れるときは、必ず火が消えていることを事前に確認しましょう。

こんろ火災の防止
・こんろ周りの整理整頓を心掛け、グリルなどの清掃を定期的に行いましょう。
・こんろから離れるときは、必ず火を消しましょう。

電気火災の防止
・傷んでいるコードは電気ショートの原因になるので取り替えましょう。
・たこ足配線はやめましょう。
・コードを家具の下敷きにしたり、傷つけたりしないようにしましょう。
・家具裏などに隠れたコンセントにほこりをためないようにしましょう。

札幌市消防局からのお知らせです。

令和元年９月 20 日(金)から開催される「ラグビーワールドカップ 2019」では、選手及び関係者等をはじめ、国内外から多数の観光客が本市を訪れることが見込まれていることから、開催期間中はもちろんのこと、日頃から施設利用者の安全・安心の確保を図ることが大変重要となります。
つきましては、施設内の消防用設備等の維持管理状況、避難経路及び自衛消防組織の活動内容等を再確認していただき、不備事項の改善や自主的な自衛消防訓練の実施等により、防火管理体制について万全を期されますよう、各ビルやテナントの皆様へお願いいたします。